入社1年目で第二新卒として会社を転職。正直言って批判は多かったけど得たものは大きかった
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厚生労働省の調査結果によれば1年未満で会社を辞めてしまう人は高卒なら2割弱、大卒なら1割以上もいて、決して珍しいことではありません。
ただ入社1年目での転職は、あまり印象のいいものではないかもしれません。色々な人に批判されることも多いでしょう。
しかしながら、人の顔色ばかり伺って、批判されることを恐れてしまっていると後々後悔することになる可能性が高くなってしまうでしょう。
今回は実際に1年目で転職した人の体験談を紹介します。本当は転職したいのに周りの目がきになって転職できずにいる人は、一度自分と照らし合わせて考えてみてください。
1年目で転職を決意
私は大学卒業、とある電機メーカーに就職しました。会社名は言いませんが、たぶん知らない人はいないくらいの大きな会社です。
ブラック企業の噂もないし、世間的にはかなりいい会社のほうだと思います。就職が決まった時点は、そこそこ嬉しかったですね。
ただ、そんな会社を1年もたたないうちに辞めることになります。正確に言えば7ヶ月です。
入社後数ヶ月は全体研修が行われ、社会人マナーだとかまあその他色々のことを学んでいたのですが、その研修が終わると同時に配属先が決まりました。
その配属先は生産技術部門。私が希望していたのは研究もしくは開発部門だったので、希望とは全く違うところに配属されることになってしまいました。
配属された時は正直かなりショックでしたね。そしてそれが私が辞めることになった一番の理由です。
他にも同期で希望の配属先に行くことができなかった人もいましたが、ほとんどは現時点でも働いています。
ただ中には私のように転職した人もいますし、大学に戻った人もいますね。
一応私もすぐに辞めることを考えたわけではなくて、希望の仕事ができる可能性を探るところから始めました。
頑張っていればいつかは異動できるのか、配属された仕事の中に自分が抱いている思いを実現できる可能性はあるのか、色々と考えてみました。
ただ結果はNG。今の部署から希望のところに異動できる可能性は期待するにはあまりにも低かったのです。
となるともう辞めて転職するしかありません。
転職に対する批判、反対
1年目で転職するとなると、色々と批判的な言葉をかけられ、反対されました。
まず両親。転職することを考えていることを伝えると、もったいない、甘い、とりあえず少しはがんばれ、今の会社よりいい会社に転職なんてできない、絶対に後悔することになるといったことを、何度か言われました。
まあ最終的には自分の考え方を納得してもらいましたが。
次に友人。まあそれほど厳しいことは言われませんが、やっぱりもったいないという発言はありました。少なくとも前向きな言葉をかけてくれた人、転職に賛同してくれた人というのはいません。
そして最後に会社の人達。
会社に行きながら転職活動を進めていたので、会社の人たちに伝えたのは転職先が決まって、もう辞めるということを伝える時だったんですが、特に上司にはぼろくそいわれました。
ゆとり世代だ、お前は何もやっていない、会社は金を無駄にした、まあ本当に色々言われましたね。
まあこれらの言葉は決して間違っていないことだと思いますし、私を思って故に言ってくれていることもあるのは重々承知です。
会社にとってもなんの貢献もしないまま辞めることになったわけでたた迷惑をかけることになったということは自覚しています。
ただそれでも転職したいという思いは何も変わりませんでした。
私の場合は、就職後すぐに結婚して妻がいて、その妻が転職することに一切ネガティブなことをを言わずに賛成してくれたことが救いでした。正直妻に反対されていたら転職していなかったかもしれません。
転職して得たもの
これだけ色々なことを言われてした転職は、時に本当は転職しなかったほうがいいのではないかと思ってしまうこともありました。
転職した会社は以前の会社に比べて企業の規模も小さいし、会社の平均年収も低くなっているので生涯年収としては減るでしょう。
最初の1ヶ月くらいは少し悩みました。
ただ、転職してそこそこ仕事ができるようになって、周囲の人の関係も築くことができてきた時には、辞めなければ良かったという考えは一切なくなり、むしろ転職して良かったと感じることができるようになりました。
まず何より良かったのが、自分が希望している仕事ができるようになったということ。
あのまま、転職せずにいたらおそらく一生できなかった仕事が、今就けることができているという事実がまずうれしいですね。
もちろん、仕事なので楽しいことばかりではありません。しんどいこともあれば、会社に行きたくないなと思うこともあります。ただなんだかんが仕事が好きなので辞めたいとは思いません。
こんな風に考えながら働くことができるって本当に幸せなんだと思います。
1年目の転職について
確かに1年目に転職してしまうことは、あまり歓迎されるものではないかもしれません。
見切り発車をして後悔してしまう人もたくさんいると思いますし、とりあえずもうちょっと頑張れっていう人が多いのも納得はできます。
ただ、それでも転職したいという意志が強かったり、やりたいことが決まっているならば転職するのは全然いいと思いますけどね。
まあ幸いなことに私が転職に成功したから言えることかもしれませんが。
現在、企業の若手人材不足による第二新卒者の需要増加はとても顕著になっており、転職するには絶好のタイミングであるといえます。
まずは転職サイトに登録して転職活動のスタートを切ってください。
第二新卒者が転職する場合に使う転職サイトとしてはMIIDAS、転職エージェントとしてはdoda、ハタラクティブとリクルートエージェントがおすすめです。
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転職エージェントは未経験者にはきついと勘違いしている人もいるようですがそんなことはありません。
転職エージェントは非公開求人の紹介から書類選考や面接サポートなどを無料で行ってくれるので、一つは使うようにしてください。
なおdodaでは転職エージェントだけではなく自分で求人を検索したりスカウト機能で応募することも可能です。
一つのサイトで転職サイトとしても転職エージェントとしても使えるのでかなりお勧めです。
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ハタラクティブ は第二新卒や既卒などを対象とした20代の転職に強みをもっているので転職エージェントです。
未経験業界に転職したいといういうな人は特に向いているかと思います。
最近はこのような20代向けの転職サービスがとても増えていますが、その中で実績、知名度も高いです。
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リクルートエージェントでは転職活動に関する直接的なサポートだけではなく、希望すればキャリアの相談といったことも行ってくれるので、気軽に利用してみるのもいいですよ。
最近は第二新卒転職にかなり力を入れていますから、ぜひ使ってみてください。
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